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はじめに

多発性嚢胞腎。

漢字から想像できるとおり、腎臓にたくさんのブツブツができる病気。徐々に腎臓が肥大し腎機能が低下する、日本でもフランスでも難病指定の腎疾患です。

大抵は遺伝性で、夫は父親からの遺伝。


11年前、今の夫に出会ったときにこの病気のことは聞かされていて、いずれ透析治療が必要になると言われました。当時私なりに調べたら、病気の進行速度は人それぞれで、一生腎不全にならない人もいれば、60歳をすぎてから透析を始める人もいる、というもの。常に楽観的な私は、食生活に気を付けていればきっと一生問題なく生きていけるという最もラッキーなシナリオを想定し、それほど気にしていませんでした。


今現在、腎機能がほぼ末期の数値であるにも関わらず、奇跡的に日々普通の生活を送っています。もちろん、腎臓に負担を与えるタンパク質の摂取を控え、運動量を増やすために可能な限り森の散策をしたり、日々の生活には気を付けています。


医学上、透析導入前に腎臓移植をする「先行的腎移植」は、透析導入後よりも治療成績が良いとされていて、さらに現在の医療技術では、血液型が異なっても移植が可能ということで、血液型B型の私からO型の彼に腎臓移植が本当に可能かどうか、検査をしてみようと決めたのが昨年(2020年)末。


まだドナーになれるかどうかのすべての検査は終えていないところですが、私なりに収集したフランスでの腎臓移植事情、関連論文などの情報も含め、今後誰かの役に立つこともあるかもしれないと思い、今後の経過など綴っていく予定です。


フランスでも日本でもその他の国でも、すでに夫婦間腎臓移植をされた方、ドナーになった方、現在検討中の方、またはそんな私たちを応援して下さる方、どうかお気軽にコメント下さい。

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