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12月, 2021の投稿を表示しています

来春には手術かも

今週は夫の診察があった。 腎臓・透析専門医の Dr.F と電話診察である。 毎回、先生との定期診察は検査結果を見ながら病気の進行具合と今後の予定を話すだけなので、ビデオ診察はできないものかと常に思っていたが、コロナの影響もあり、 今回初めて病院から電話診察が提案された 。 診察日前日に必ず予約リマインドのメッセージが携帯SMSに届くのだけど、ちょっと面白かったのが、通常の診察と同様に、電話診察なのに、 「ワクチンパスポートの提示が求められます」 とのメッセージ。  対面しないのに! 当然、電話でワクチンパスポートを確認されるはずもなく。 公立病院の診察前手続きも全てオンライン化されて、色々と便利になったけれど、まだ準備が現状に追いついていないのかな。いや、もしかして誰にでもわかるミスなので、対面診察と電話診察へのリマインドSMSを分けて作るのが面倒で、わかっているけどそのまま放置しているのかも。 まあそんなことはどうでもいい。 さて、実は今後の予定がいよいよ決まりそうなこの日の診察を、私は首を長くして待っていた。 夫が先月受けた腎臓機能検査の結果は、腎臓機能を測るクレアチニンの数値はさらに上昇していたものの、食生活に気を付けているお陰か、 他には特段問題ない 。 そこで、 Dr.F からの提案。 今の状態で、移植前の腎臓摘出を行えば、2か月ぐらいは透析なしでも過ごせるはず。 まだ大丈夫だからとまた1年待てば、腎臓機能がさらに低下し、腎臓摘出後すぐに透析が必要になると思う。 透析を避けるためにも、元気な状態で腎臓摘出、その2か月後には移植手術という流れが理想的だと思う 、とのこと。 心配していた  主治医からの2回目の電話 にも記録した、 腎臓摘出の際の輸血問題 について先生に尋ねると、 「輸血が必要になる確率はとても低いので、 そんなに気にする問題ではないと思いますよ 。 Dr.O はどんな小さなリスクも可能性として説明するんですよねー、 ワハハ 😄」 という回答だった。まあ以前からこの二人の違いは認識していたが、先生によって患者に与える不安の違いは、どう解釈してよいか戸惑う。でも、 こんな正反対な二人が一緒に同じ患者を診るのは、実は良いことかもしれない 。 さらに Dr.O は、 今の腎機能で腎臓が一つになったら1日でも透析なしでは生きられない 、と言っていたっ

私の甲状腺結節、腎臓移植にはアウト?!【その2】

幸いにも、甲状腺結節のレーザー治療をしているPitié Salpêtrière 病院は現在、夫の通うTenon病院との連携治療をしていることから(腎臓移植も然り)、 Dr.O が私の甲状腺結節の診察をしたPitié Salpêtrière 病院の先生に正式な書面で問い合わせをしてくれた。 そして、何の音沙汰もなく半年が過ぎる。 Dr.O は、病院から私に直接連絡があり、何等かの進展があったものと思っていたらしい。 Dr.O の秘書に別件メールを送った際、甲状腺の件について質問があり、病院からは全く連絡がなく何もしていないと伝えたところ、速攻で Dr.O が動きだした。 Pitié Salpêtrière病院へ Dr.O が直接問い合わせた結果、どうやら、私の甲状腺結節はレーザー治療可能との判定が出ていたらしいが、その後の私への連絡を誰かが怠っていた、ということが判明した。そして今回、腎臓ドナー候補としての私の甲状腺結節をどう扱うか、再度診察・検査をして欲しいと Dr.O が依頼。そのメールが私にもccで送られてきたが、内容が怒り心頭で、まさに 「この患者の甲状腺結節をさっさとなんとかしろ!💢」 という文面だった。 先生素敵💝 しかし そのメールの翌日、Pitié Salpêtrière病院の医師にはまかせられないと思ったのか、Tenon病院内の Dr.O の友人でもある甲状腺専門医にお願いして、 院内で問題を解決しようと思うけれど、如何か? との問い合わせ電話が。私としては、 Dr.O に任せた方が全てが早く進むので、それで同意。5分後には甲状腺検査の予約確定メールが届く。 するとその直後に今度はようやくPitié Salpêtrière病院からの電話が鳴った。 予約はいつにしますかああ? というので、事情を説明してTenon病院に予約済みの件を伝えると、 Pas de problème!    今まで誰も私の甲状腺結節に興味がなかったのに、急に二つの病院から うちにおいでー 💗と言われた気がして、 臓器移植ドナーってすごいのね 、と思った。実際は Dr.O の熱意のお陰だけど。 さて、そんなこんなで、また空白期間が長かったけれど、Tenon病院で甲状腺のエコーと組織検査を受ける。もちろん、 結果は以前と同じくガンの可能性は低い 。その後、その結果と以前の全て

私の甲状腺結節、腎臓移植にはアウト?!【その1】

さてその後、甲状腺結節のレーザー治療を目指して Pitié Salpêtrière  病院への予約までなんとかたどり着き、医師の指示どおり2回の組織検査を実施。その結果に基づいて、院内の甲状腺チームでレーザー治療の可能性について検討会議にかけるので、その結果を報告します。と言われて待つこと半年、1年、・・・そしてコロナ危機へ突入😰。 病院からの連絡がないので、私の方から問い合わせても良かったはずだけど、時間の経過とともに、今度は レーザー治療の必要があるのだろうか? という思いが芽生えはじめ、病院からの連絡がないってことは、どんな理由であれそれはそれで治療の必要がないっていうサインなのかもしれない、と 勝手なスピリチュアル解釈 さえし始めた私。 この治療を受ける多くの人は、大きくなった結節が美容的に邪魔になるから、要するに 首の腫れが目立つのが嫌だから 、である。 私はといえば、美容的な面は実はそんなに気にしていない。時々指摘されることはあるけれど、甲状腺結節の話をして終わりである。 Pitié Salpêtrière 病院では実は、甲状腺シンチグラフィーという検査までして私の甲状腺に異常がないことを確認していて、その時の先生にも、大きさが気にならないのであれば、毎年の定期検査だけで大丈夫、と言われたのだ。 ということで、 レーザー治療に対する私の情熱は冷め、さらにコロナ危機によって完全に消え去ってしまったのである 。 あんなに必死だった自分がウソのよう。 しかし! それもつかの間、2020年12月に腎臓移植のドナーに関する初めての診察へ訪れたとき、私の病歴について確認した後に、あの声がかわいい Dr.O が私の甲状腺結節について眉を寄せて、こう言った。 「ドナーになるには、まずは甲状腺結節の問題を解決する必要がある。手術した方がいい。」 えーーーーー、手術の話再燃?!   なんで、なんで?! 私の甲状腺に問題ないって結果が出てるじゃない! 「ドナーは、全ての悪性ガンの可能性を排除しなければいけません。ガンの可能性をゼロにするために甲状腺摘出は避けられない。」と Dr.O 。 😐😐😐 いつかどこかで聞いたフレーズ・・・ あれは甲状腺切除が大好きな美しい甲状腺外科医だった。でも、今回はドナーとしての条件ということであれば、話は別だ。先生のいうことを聞いておいた