今週は夫の診察があった。 腎臓・透析専門医の Dr.F と電話診察である。 毎回、先生との定期診察は検査結果を見ながら病気の進行具合と今後の予定を話すだけなので、ビデオ診察はできないものかと常に思っていたが、コロナの影響もあり、 今回初めて病院から電話診察が提案された 。 診察日前日に必ず予約リマインドのメッセージが携帯SMSに届くのだけど、ちょっと面白かったのが、通常の診察と同様に、電話診察なのに、 「ワクチンパスポートの提示が求められます」 とのメッセージ。 対面しないのに! 当然、電話でワクチンパスポートを確認されるはずもなく。 公立病院の診察前手続きも全てオンライン化されて、色々と便利になったけれど、まだ準備が現状に追いついていないのかな。いや、もしかして誰にでもわかるミスなので、対面診察と電話診察へのリマインドSMSを分けて作るのが面倒で、わかっているけどそのまま放置しているのかも。 まあそんなことはどうでもいい。 さて、実は今後の予定がいよいよ決まりそうなこの日の診察を、私は首を長くして待っていた。 夫が先月受けた腎臓機能検査の結果は、腎臓機能を測るクレアチニンの数値はさらに上昇していたものの、食生活に気を付けているお陰か、 他には特段問題ない 。 そこで、 Dr.F からの提案。 今の状態で、移植前の腎臓摘出を行えば、2か月ぐらいは透析なしでも過ごせるはず。 まだ大丈夫だからとまた1年待てば、腎臓機能がさらに低下し、腎臓摘出後すぐに透析が必要になると思う。 透析を避けるためにも、元気な状態で腎臓摘出、その2か月後には移植手術という流れが理想的だと思う 、とのこと。 心配していた 主治医からの2回目の電話 にも記録した、 腎臓摘出の際の輸血問題 について先生に尋ねると、 「輸血が必要になる確率はとても低いので、 そんなに気にする問題ではないと思いますよ 。 Dr.O はどんな小さなリスクも可能性として説明するんですよねー、 ワハハ 😄」 という回答だった。まあ以前からこの二人の違いは認識していたが、先生によって患者に与える不安の違いは、どう解釈してよいか戸惑う。でも、 こんな正反対な二人が一緒に同じ患者を診るのは、実は良いことかもしれない 。 さらに Dr.O は、 今の腎機能で腎臓が一つになったら1日でも透析なしでは生きられない 、と言っていたっ
フランスにて血液型不適合の夫婦間腎臓移植手術を受ける予定です。私自身は夫のドナーとして、関連情報や経過報告を綴ります。フランスでの移植医療の情報を必要とする方の助けになれば幸いです。