スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

3月, 2022の投稿を表示しています

病院の救急センターはもう行きたくない【その2】

救急センターに到着したのは夜9時ちょっと前。 前回は、お願いだから車の中では死なないで!と祈りながら100キロ以上で運転したけれど、今回はすでに暗い夜道だったので、くねくね山道ではよく動物も出るし、 「焦らない、焦らない」 と自分に言い聞かせながらいつも通りの運転。 ふと、鹿が現れて、珍しく車に動じず道脇でじっとしているので、 すれ違いざまに目が合ってしまった 。逃げない鹿を見たのは初めて。鹿の落ち着いた顔つきから、 「早く行けよ」 と言われた気もするし、 「大丈夫だ、焦るな」 と言われた気もするし、なんだか良い暗示と良くない暗示で頭がいっぱいになる。ふと助手席を見れば、彼は目を閉じてぐったりしているけれど、時々急に話し出すので、 たぶん大丈夫 。 さて、到着した救急センター。コロナ禍で付添人は中に入れず待合室で待機するののみなので、これ以降は私はもう 「待つ」 しかない。重病人で今夜は入院させるのでご家族は帰っていいですよ、という場合以外は、待合室にいる家族は何も知らされない。 当然、あとどれぐらいかかるんだ?! とイライラを募らせる人はドアベルを リンリン 鳴らして、受付人に当たる。その日は、なんと朝10時半から中にいるという奥様を待つご主人が、妻が一体どういう状況で何をしているのか、全く知らされない、と待合室にいる全員に愚痴っている。最後はそのおじさんと私二人きりになって会話を交わしたが、怒りながらも病院の人に感謝をして、なんだかすごくいい人だ。夜中すぎにようやく、奥様は今夜は預かりますので、帰っていいですよと言われ、最後は笑顔で私にも挨拶をして帰っていった。 そして待合室には私一人 。 色々準備してきたつもりだったけれど、なんだか疲れてしまって読書もとぎれとぎれだし、携帯画面を見るのも疲れる。音楽かラジオを聴くのもなんだか耳障りに感じてしまい、結局目を閉じて半分寝る時間が長かった。 時々夫から携帯メッセージが届いて、今血液採取をしたとか、やっとエコーが終わった、とかの知らせが来る。 たまたま待合室に顔を出した看護師さんに、血液検査の結果はどれぐらいかかるのか訊いたら、最低2時間だと。ああ、今から2時間以上か・・・その時点で11時半。 なぜ到着してすぐに採血してくれないんだろう・・・。 しばくらくして、また一人待合室に男性が現れ、少し携帯とにらめっこしていたが

病院の救急センターはもう行きたくない【その1】

その後、案の定 Dr.O からの連絡がない。 しびれを切らした夫がまた Dr.O 当てに催促のメールを書いたけれど、怒りがこもっているかもしれないので内容確認して欲しい、というので、そのメールを読んでみた。 。。。たしかに、怒っている💢  どんどん体調が悪化していく中で、手術の連絡が全くないし、今の状態では今後の仕事の計画も立てられず本当に困っているんだ!という内容が怒りに満ちている 💣💣💣 それもそのはず、その前夜は Dr.O に対する怒りでなかなか寝付けなかったらしい。 気持ちはわかるけど、このメールだと Dr.O を悪い方向に刺激するだけだから、もっと柔らかい表現にしようよ、と言ったのち、私は他のことで忙しかったのでとりあえずメールは保留。 これが午前中の話。 そしてその日の夕方6時頃、少し庭に出て家に戻ると、さっきまでパソコンに向かっていたはずの彼がソファーでうずくまっている。 「どうしたの?疲れたの?」 と声を掛けたら 「痛い、左側の腰が痛い・・・動けない・・・・」 と唸るではないか。 2年ほど前に、腎臓の嚢胞が感染して救急センターへ行って一命をとりとめたことがあった。(4日間ほど高熱が続くので、血液検査の結果を見た Dr.F が、秘書さんづてに 「今すぐ救急へ行って!今すぐよ!1時間後には命が危ないかもしれないの!」 と電話で言われ、文字通り二人で真っ青😨になって100キロのスピードを出して車を走らせた。) その時のことを思い出し、すぐに救急へ行こうと言ったけれど、本当に痛すぎて動けないという。熱があるか確認したけれど、平熱だった。 救急車も考えたけれど、救急車が来るまでの間に少し落ち着くかもしれないので、とりあえず少し待つことに。痛いところを温めたいというので、 湯たんぽ をつくり、さらに年末から試している コンニャク湿布 で手当してみた(興味のある方は検索してみてください。解毒の自然療法です。) 私はいつでも出かけられるように、ソファーでうずくまる彼をよそに、台所で一人でパクパク夕食を済ませ、救急センターへ行くための、水、クッキーひと箱、小説2冊、ヘッドフォンを詰めたバックを準備。 なぜなら、前回初めて何も知らずに到着した救急センターは、何もなくて周囲にお店もないし、同伴者の待合室は寒くて椅子もお尻がいたくなる鉄製だし、唯一ある自動販売機は

もう春なんだけど

あっという間に3月も後半。春ですね。 皆さん如何お過ごしでしょうか。 その後、なかなか進展がなかったこともあり、久々のブログ更新となってしまいました。 年末に 来春には手術かも との記事を書きましたが、もう春なんですが相変わらず連絡待ち状態が続いています。 その後、先生から何の連絡もなく、メールで問い合わせても返事なしの状態が続いており、緊急を要する患者じゃないから後回しなのかもねーなんて話していましたが、実はようやく先週、年末に電話診察をした Dr.F と直接会ってきました。 相変わらず物腰やわらかい優しい先生だけど、診察室に入った際の第一声が、 「腎臓機能はどのレベルですか~?♪」 と、なんだか初めて会う患者のような対応。。。。    どうやら、私たちのことを覚えていない  😱 たくさんの患者さんを抱えているので、いちいち全ての患者のことを覚えていないのは当然かもしれない。でも、これってちょっぴりショック。 とはいえ、カルテを見て、そして話しながら、すぐに私たちのことを思い出してくれて  ホッ 💦 年末の電話診察の時は、春にまずは腎臓摘出手術ができるように Dr.O とも話し合っておきます、と言っていた先生だけど、案の定 Dr.O とは話していなかった・・・。すぐに私たちの目の前で Dr.O に電話してみよう、と言い受話器をとるも、当然誰も出ない。 Dr.O だって日中は診察や手術で忙しいだろう。  と思ったら、すぐに折り返し電話がかかってきた! 私たちの手術計画を立てたいと先生が伝えると、今他の患者の腎臓移植計画を立てているところだから、 あとでね! とのこと。 でも、「あとで」っていつかなー 😶。 1週間以内に連絡が来ればいい方かも。 とはいえ、今回ちょっと具体的になったのは、腎臓摘出をしたあとの透析治療。 以前は腎臓一つ摘出しても透析なしで数か月生きられるよ、と楽観的だった Dr.F だけど、今回の血液検査の結果を見て、 術後はすぐに透析治療開始しないといけない という意見に変わってしまった。腎臓機能の数値がまた低下していたのである。 長期の透析であれば、以前から自宅透析を薦められていたけれど、腎臓摘出から移植手術をするまでの2~3か月間のみなので、週3回(1回4時間)通院による透析治療。 私がドナーとして認定されるタイミングは腎臓摘出直後が望ましい