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ピチピチな腎臓・・・か?

 以前読んだ小説「パラサイト・イヴ」(著者:瀬名秀明)で、人間を支配しようと企む意思を持ったミトコンドリアが、腎臓だったか肝臓だったか、登場人物のある臓器の新鮮さとその美しさを異常に褒めたたえる描写があった。もうその本が手元にないので、どんな風に記述されていたか紹介できないけれど、ピンク色でピチピチとした活きの良い魚のように臓器のことを語る、その色っぽい描写がやけに印象に残っている。そして、私の臓器も、そんな風にピチピチしているのかしら?なんてお腹のあたりを摩ってみたりした。


この小説のことを思い出したのは、腎臓機能検査の詳細な検査結果が届いたとき。
すでに、Dr.Oから電話で私の腎臓機能はTrès très bien と言われたけれど、実際に検査結果を見たら、たくさんある検査項目の数値全てが正常値内に収まっており、それを見たときまさに、自分の体内にピンク色でピチピチの腎臓💖を想像してしまったのでした。実際、腎臓がピンク色をしているかどうかはわからないけれど。


旅行から戻った私に届いていたDr.Oからの封書には、この腎臓検査の結果が一緒に入っており、これがかなりの枚数に渡るため、封筒が分厚くなっていたのでした。(前の記事からのつづき)


肝心の専門医への紹介状は、皮膚科なども含む全ての専門医へ行く必要があるかと想像していたら(夫側の検査がそうだったので)、主に循環器系と婦人科系の検査。思っていたよりも予約取りが楽そうだけど、それでも検査内容が24時間心電図とか、面倒そうなものもある。


全ての検査結果は6か月のみ有効なので、Dr.Oにすぐに検査しないように言われたけれど、乳がん検診と子宮がん検診だけはそれぞれ2年、3年間有効なので、これはすぐにしても大丈夫よとのこと。できることはさっさとしておこうと思い、すぐに検査予約を入れました。


なんとなく更年期障害?と思われる症状も時々あるし、腎臓のように、私の子宮はピチピチよ!という結果にはならないだろうなあ。まあ腎臓移植に係るこれら全ての検査は、がん細胞の有無を確認することなので、臓器がそんなにピチピチじゃなくてもOK。というか、年齢を経ても臓器のピチピチを保つのってきっと不可能😕


実際に腎臓移植ができた暁には、ぜひ移植前の私の腎臓を見てみたいものです。そして、執刀医に、ピンク色したピチピチの美しい腎臓でしたよ!って言われたら、嬉しいものなのだろうか?! 小説のように、生命の起源であるミトコンドリアにそう言われたら、嬉しいかもしれない。


小説「パラサイト・イブ」。ミトコンドリアのたくらみ、とか一瞬引いてしまいそうな内容ですが(実際ホラー小説大賞を受賞している、ホラー小説です)、とても面白い本です。


今日の写真は、腎臓の形をしたキドニービーン(英語で腎臓はkidney)の撮影したかったけれど、なかったので、こちらトマト。左の黄色いのはパプリカっぽいでしょう?でも、これもトマトなんです。その名も、パプリカトマト😶 そのまんま。  いつも野菜を買っている近所のオーガニックファームで、トマトの中にこれが混じっていたので、「ねえパプリカがトマトと混在しているよ」と言ったら、「いや、それもトマトなんだよねー」と。お味は、まさにトマトでした。でも半分に切ると、構造がパプリカっぽい。でも、トマトも実は似たような構造しているかも。トマトもパプリカも同じナス科ということなので、この二つの野菜のハーフもあり。小説のミトコンドリアの企みは生命支配だったけれど、パプリカトマトはパプリカのトマト支配か。いや、逆?!


話があちこちに飛んでしまったので、この辺で。
読んで下さりありがとうございます。


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