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フランスでタンパク質制限の旅は辛い

 夏はB&B経営で忙しい私たちですが、バカンスシーズンを無事終え、病院予約もないこのタイミングでやっと1週間の休暇に出てきました。

私たちの休暇はいつも登山/ハイキング!


Belvédère de la Roche de Hautepierre

以前から行きたかったアルプス山脈手前のジュラ地方へ、実はB&Bのお客様から教えてもらったお勧めコース、峡谷コースや滝が連なるコースなど、満喫してきました。我家も大自然の中ですが、ジュラ地方はより標高が高いため、景色がより雄大で、岩肌が白く、そして背中がムズムズする断崖絶壁が多い!

Cascades du Hérisson


Vallée de la Loue


以前は1日中歩いたものですが、さすがに現在の夫には1日10キロぐらいが限界(しかもジュラは傾斜が激しい)。私自身は数時間歩くとアドレナリンが分泌されるのか、いつまでもどこまでも、どんな急斜面でも歩きたい気分になってしまうことがあり、その状態に入っているときに「はい、今日はここまで」と打ち切られるのは実は非常に辛い😭 

お家に帰ったらまた一人で歩こうー🏃と思いながらアドレナリン処理。


さて、旅行で若干面倒なのは、低タンパクの食生活。


タンパク質って、お肉とかチーズとか・・・フランスといえば肉とチーズなんですが、この各地の美味しいお肉料理とチーズが食べられない。ジュラ地方の鶏肉の黄ワイン煮込とか、非常-に食べたかったんだけど、どこのレストランもベジタリアンのメニューがない。

1週間に1度は休憩して、お肉食べてもいいんだよ、と先生に言われているらしいので、時々がっつり食べてしまうことはあるんですけどね。ちなみに赤肉の蛋白質は一番腎臓に負担を与えるので、食べるなら鶏肉か白身魚の方が良い、と言われています。


ということで、宿泊先は必然的にGîte(ジット)という一軒家を丸ごと借りるスタイルにして、自分たちで料理。

行きたい場所の都合で最初の2泊だけホテルでしたが、ホテルのレストランがこれまたガッツリ肉肉しいメニューばかり。お魚とカモ肉を半分ずつして食べたけれど、2日目はもうここじゃあ無理。周辺のレストランも似たようなものばかり。ということで、準備していたキャンプセット登場。景色の良いところに車を停めて、鈴をカランカラン鳴らす牛を眺めながらパスタを茹で、直火式モカマシンでコーヒーを淹れ、ホテル滞在中なのにこれはこれで贅沢な夕食でした。


その後はGîteで問題なくほぼベジタリアン料理。ランチはサンドイッチをリュックに入れて山歩き。無事に食生活に問題なく楽しい休暇。

Belvédère des 4 lacs
Parc régional du Haut Jura

さて、1週間質素な食生活だったので、帰路で立ち寄る予定のDoleではレストランで何か食べたい。フランスのレストランは当たりはずれが激しいので、夫はかならずネットで評判をチェックする人。良さそうなお店はやはりどこも肉肉しいメニューばかり。それでもどこでも一つはベジタリアン料理がある。しかし!わりと我儘な夫は「これ、嫌い」「これ、絶対冷凍食品」「うーん、あまり気が乗らない」 ・・・ と唯一のベジタリアン料理に文句をつける。 イライラが募る私😤。 最終的に良さそうなところ2か所に行ってみるも、土曜日のランチだったこともあり、予約でいっぱい💦  美味しそうな和食屋さんも人気のようで予約でいっぱいでした。 まさかここで予約が必要とは、盲点。もう嫌だ、疲れた、お腹すいた、と愚痴る夫を前に、自分のイライラも抑えつつなんとか妥協策発見。


やっと入ったのは、ベジタリアンピザがあった軽食提供するかわいいカフェ。私は産地ソーセージが少し入った大きなサラダ。彼はもちろんベジタリアンピザ。ああ結局ここでも美味しいお肉料理にはありつけなかった😢 


実はその日は私の誕生日💦。誕生日ぐらい私の食べたいお店に行こうよーと言いたかったけれど、いや待てよ、私が夫の立場だったら、私の体より自分の誕生日の方が大事なのか?!💨と同じレベルでイライラしているんだろうな、とハッと気づき、まあ誕生日なんて実際どうでもいいよねーと気持ちの切り替え。おかげ様で私も健康な食生活😂

そ、それなのに、旅行から帰ったらなぜか1キロ増の不思議😱😱😱

そういえば、産地ビールが飲みたくて、一人で毎晩飲ませて頂きました。実はちゃんと一人で好きなもの飲み食いしてるじゃん、私。毎日が誕生日。これに肉料理食べてたらあと2キロ増だったかもね~。


無事に自宅へ戻ると、待っていた(わけではないけれど)、Dr.Oからの分厚い郵便物が届いていました。封筒の厚みに若干ドキドキ。どんだけ紹介状書いたんだろう。

(つづく)


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